HBS 1 Year Reunion

昨日、一昨日とボストンへ行き、HBSの1 Year Reunion(卒業生の同期会)に妻と参加してきました。HBSを卒業すると5年に一度Reunionが行われるのですが、最近は卒業後の関係を強めるためなのか、卒業1年後にもReunionが行われています。Class of 2017の出席率は70%超と高めで、アジアや中南米からもそれなりの同級生がReunion参加のためにボストンへ来ていました。

コンテンツ自体は卒業後に起業した人の話やそれぞれの近況報告とあまり内容が濃いものではなかったです。一方で、同級生と久方ぶりに会い、話すことは想像以上に価値がありました。以下、気づいた点です。

  • 今はコンサルティング、ヘッジファンド、プライベートエクイティに勤めている人が多い

HBSの統計にも出ているのですが、卒業後の進路は上記の三つがやはり多いです。僕のセクションではReunionで60人程度が集まったのですが、その中でもMcKinsey、BCG、Bainで15人程度いましたし、ヘッジファンドやプライベートエクイティも約10人いました。一方、スタートアップを卒業後にしていた人は上手くいっている人もいれば、あまり軌道に乗らずに一旦は就職したりで、今回来ていた人の中で今も起業を続けているセクションメイトは2人。4年後再び会う時にはもっとばらけているのかと思いますが、やはり一旦は高い給料が稼げる職について借金を返し、その後に好きなことをしよう、という考えが多いように思います。

  • 中西部と東・西海岸の価値観は異なる

HBSに戻ってきて改めて感じたのは、東・西海岸のキャリア重視の価値観。ミネソタは家族との時間を平日にもしっかりとり、週末には親族と時間を過ごしたりと密な親族関係を大事にしているのに対して、ニューヨークやサンフランシスコなどの沿岸部の大都市に住んでいる友人たち(つまり多くのHBS生)は平日はほぼ仕事、家族は違う都市に住んでいるから会うのは年に数回など、よりキャリアを重視しているように思います。どちらの価値観も良いと思いますし、人生のステージによって大事にするものも変わっていくものだと思いますが、ミネソタでの生活を10ヶ月近くしてきた自分がどれだけミネソタの価値観に影響を受けてきたかに気づき、「ああ、これだけの価値観や生活習慣の違いがあるのだな」と改めて感じました。

  • 同級生と話すことの楽しさ

同級生と話していて気づいたのは、彼らの議論に対する感度の良さ。ある話題を振った時に、それに対して自分はこう思うとか、自分だったらこうする、ということを簡潔かつ理由も含めてすぐに言える人が多いように感じました。例えば、「自分が幸せだと感じているとしたら、これ以上何を望むべきなのか」という点について議論をした時には、「家族を大切にして、家族に何かを残すというのも立派な生き方だと思う。ただ、それ以上に社会に何かを残したいという想いがあるのであれば、社会に対してのインパクトを追い求めても良いのではないか。例えば僕の場合では〜〜〜」、という意見がパッと出てくるなど、授業さながらの議論が普通の会話の中に出てきました。それぞれが自分自身の価値観や軸を理解した上で議論をする力があるので、一緒に話をしていると楽しい。議論をする力や自分自身の軸を見つけることはまさしくHBSでトレーニングしてきたこと。HBSにいた時には当たり前過ぎて気づかなかったのですが、卒業後の今は、そういう友人と会話ができることは貴重な機会だと感じます。

  • 世界中に共通の価値観を持った友人がいるということのありがたさ

今回のReunionで改めて感じたのは、世界中に様々な分野で挑戦をしている友人がいるということ。僕の次の行き先であるオーストラリアにも同級生がいますし、7月に参加する予定のロンドンでの結婚式でもアメリカ、欧州から集まった同級生と会う機会がある。政治コンサルティングをしているフランス人の同級生と最近のアメリカ情勢について話をしたり、Google本社に勤めているアメリカ人の同級生と各国選挙に関するGoogleの新しいサーチ機能について話をしたり。HBSは一学年に900人以上いるマンモス校なので、それだけネットワークは広いというのは入学前にも認識はしていましたが、卒業して皆がそれぞれの分野に進んだ今、改めてそれが事実だと感じます。これは仕事の面、個人の面のどちらの繋がりという点でもありがたく、この繋がりだけでも価値があると感じました。

全体を通して、1年後のReunionは、友人から刺激をもらえ、かつ旧交を温めることができるという点で、多くの友人と離れてしまっている人にとっては良いイベントではないかと思いました。特に僕のようにニューヨーク、ボストン、サンフランシスコといったHBS卒業生が多く集まる都市から離れて暮らしている人にとっては、良い機会となりました。

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