留学生活で得られたもの

最終学期ということで、「この留学生活で得られた一番のものはなんだっただろうね」、という話をある食事でした。ある人は「友人」と答え、ある人は「広い視野」と答えた。

僕の番になって、僕が答えたのは「自信」だ。「挑戦して失敗しても、最後には成し遂げられる。たとえ失敗したところで、食うには困らない」という自信。これは、「失敗したってなんとかなるのだから、世の中のためになること、自分の好きなことをやろう」という気持ちに繋がる。

HBSでの生活の中で、何十、何百という成功または失敗した起業家やビジネスパーソンと話をしたり、経営者の判断をケースで議論していると、楽観主義が湧いてくる。自分が意義あると思うことをやって、成功したら楽しい。失敗しても失敗の仕方を間違えなければ次に繋げられる。失敗を何度繰り返しても、そこから学んで挑戦することで、ある程度の成功まではいける。成功した起業家やビジネスパーソンは別次元の人間ではなく、自分と同じ人。成功と失敗のリアリティを身近で感じられたことは、自分でもやればできる、という自信に繋がった。また、セクションメイトと青臭い話ができたり、教授からフィードバックを受けられるこの理想的な環境も、この楽観主義を育てるのに一役買っている。

加えて、「失敗」してもセーフティネットがあるとも感じる。HBSのMBAというのは、学校側の絶え間ないカリキュラムの改善と卒業生たちの功績のおかげで一つの品質の保証となっており、これを取得していることで、日米に限らず、世界中の企業で働く可能性が開ける。また、卒業生のネットワークもかなり強いため、本当にどうしようもなくなっても、きっと助けてくれる人がいるだろうな、という安心感がある。つまり、MBAがセーフティネットとして機能して、失敗したところで、(よほどひどい失敗の仕方をしなければ)家族が食うに困るということはないだろう。

こういった気持ちの変化があることはMBAに来るまでは予想していなかったが、僕はとても価値ある変化だと思うし、そういう変化をもたらしてくれたHBSでの機会に感謝している。

 

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