HBSの友人

今日は授業が午前中のみで、久方ぶりの楽な1日。授業後にはBGIEのSawyer教授とのグループランチ、Japan Trekの打ち合わせ、仲の良いセクションメイトとのコーヒーチャットをしてきた。今の時期のMBAというのは夏の過ごし方が話題に上がることが多く、自然と会話は夏をどう過ごすか、卒業後に何をしたいかの話になった。卒業後に何をしたいか、を聞かれて僕は下記のように答えた。

「正直に言うと、まだ決めていない。アメリカに残りたいという気持ちは強いけれど、卒業までにこれだというものを見つけることができれば、自分でビジネスを立ち上げることもしたいと思う。ただ、アメリカに残るとしたら、僕はネットワーク、市場の知識の点でも他のHBS生と比較して強みがないから、いきなり起業するのは難しいように思える。おそらくテクノロジーの業界に就職して、グリーンカードが取れるまで数年働く道が有力だと思う。」

そう答えると、彼は少し驚いたように、こう返してきた。

僕の目から見ると、アメリカ人よりも留学生の方が強みがあると思うよ。そもそも、HBSの入学の基準は留学生の方が高いと思うし、留学生の方がより幅広い視野を持ち、かつ違うものを受け入れる受容性が高い。ネットワークについては確かに学部をアメリカで出ているかどうか、こちらで働いていたことがあるかどうかはあるかもしれないけれど、ビジネスに関してはHBSを出ることで殆ど差はなくなると思う。僕の目から見ても、僕の友人の評価を聞いてもAkiはsincereでthoughtfulだと高い評価を得ているし、起業について言えば他のHBS生と比べてもむしろ有利なポジションにいるのではないかな。

こちらに来てから、留学生であることの壁を感じていたので、逆に強みだという解釈は新鮮だった。また、自分の出来なさ(主に英語から来る)に目がいっていたので、セクションメイトに良い印象を与えることができていた、というのは素直に嬉しかった。気づかないうちに、自分で自分をまた枠にはめて、comfortable zoneに入ってしまっていたのかもしれない。

彼とはそのまま、将来どのようなことをしたいのかを話した。ヘルスケア、地球環境問題、教育、という彼が関心を持っている分野は僕も関心がある分野で、興味関心が似ている。また、お互いにテクノロジーの力を信じており、どうやってテクノロジーを用いて世の中を良い方向に持っていけるかを考えている点も似ている。10年後の世界はどうなっているだろう。僕らはそんな変化の中、一体どの分野で面白いことをしてやろうか。

仕事でもそうだと思うが、定期的に客観的なフィードバックを与え合え、現在と未来を語りあえるような友人は、とても貴重だ。そういう人と出会えたというだけで、僕にとってはHBSへ来た価値があったと思える。

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