アジアのリーダーからの教え

尊敬するシンガポールのリーダーからの教え。忘れないように、メモ。

Take more risks and projects – through projects, be connected to people and learn

  • All we need is 1 doctor and 1 hospital to test ideas
  • Take a risk, challenge, and learn from failures

Go to fields and learn: (think actions at all levels – from field to the headquarters)  

  • Observe cases and sales activities
  • Understand their day-to-day activities and incorporate them into planning “What sales should say?” 
  • Go to conferences and learn conference management
  • How U.S. team train and motivate people? Learn from sales managers’ perspectives

Read more, and learn more. Keep learning.

Develop capabilities

  • Brush up analytical thinking, strategic thinking, and warm heart
  • Sales and marketing: being able to sell products and personality to KOL and colleagues
  • People principles – how to recruit, develop, train people

Care about people. Believe in people’s growth: If you want to grow for 10 years, develop people

7 Leadership rules

  1. Risk taking
  2. Innovation – positive dissatisfaction
  3. Garbage can mentality – desire to keep learning
  4. People connect – success depends on people
  5. Servant leadership
  6. Collaboration and influence – e.g. empowerment 
  7. Decentralization – decision should be made at the bottom of pyramid 

僕がこの人を好きなのは、①リスクをとって新しいことを行うこと、②常に学び続けることと、③現場と本社の両方の視点から考え抜くこと、④徹底的に人を信じて、育てるという姿勢を貫くこと、が非常に独自性があり、彼の経験と信念に基づいているからです。

自分なりのリーダーシップの型を持っている人は強く、自分もそういった型を作っていきたい。

【読書】学力の経済学 – 中室牧子

 

教育効果を経済学的手法を用いて分析した本。主張は「教育はエビデンスベースで議論されるべき」とシンプルであり、教育経済学の研究成果からどのように教育を行うのが費用対効果が高いかを紹介している。

家庭での教育について

  • 教育生産関数(インプット・アウトプットアプローチ)で費用対効果を測定する
  • テストの成績と勉強時間のどちらに対してご褒美をあげるべきか?
    • 成績(アウトプット)よりも勉強の仕方(インプット)の方にインセンティブを与えるべき
    • なぜならば、アウトプットにインセンティブがあっても、それを改善するための方法がわからなければ(勉強方法がわからなければ)効果が出にくいから。
    • また、人は近い将来のインセンティブのほうが割引率が低い(魅力的に感じる)ので、よりモチベーションを上げやすい
      • 遠い将来は近い将来よりも割引率が高くなることを双曲割引と呼ぶ
    • 金銭以外のインセンティブもある。トロフィーなど
  • 成果を上げてほめる時には能力ではなく、努力を褒めるべき。
    • 特に悪い成績を褒めると、自尊心を満たしてしまい、反省の機会を奪う
  • 勉強時間を増やさせたいならば人が関与するべき
    • 勉強しなさいと言うよりも、隣で見ていたり同じ空間にいる方が学ぶ時間が増える
  • 男の子ならば父親が、女の子ならば母親が関わった方が成果が高くなる
  •  人的資本への投資はとにかく小さいうちに行うべき
    • 子供が母の体内にいる時、就学前の幼児教育が最も費用対効果が良い
    • 特に幼児期に非認知能力を育成することが重要
    • 非認知能力とは自己認識、意欲、忍耐力、自制心、メタ認知ストラテジー、社会的適性、回復力と対処能力、創造性、性格的な特性
    • 非認知能力が高い生徒はその後の人生において、テストの点数、卒業率、就職率、収入などの項目で非認知能力が低い生徒よりも勝っている

学校での教育について

  • “Peer effect”(周囲からの影響)を利用する。良い学習環境に子供を入れる
    • クラスの平均的な学力が高いと、クラス全体に正の影響を与える
    • 優秀な生徒の存在は他の優秀な生徒に良い影響を受けるが、平均より劣った生徒に対してはむしろマイナスの影響を与える
    • 問題児の存在はクラス全体に負の影響を与える。学校は早急に対応すべき。
    • 周囲から悪影響を受けている場合は、子供のために環境を変えることが一つの解決策となる
  • 質の高い教員のいる場所を選ぶ
    • 質の高い教員(付加価値の高い教員)との出会いは遺伝や家庭環境の要因での不利を覆すほどの影響力を持つ

教育の政策について

  • 実験と効果測定を行い、費用対効果が高い施策を選んで展開する必要がある
  • 最も費用対効果が高いのは、教育を受けることが将来の収入にもたらす経済的価値を伝えること
    • 費用は低いが、教育への投資意欲を高める上で効果的で費用対効果が高い
  • 少人数学級や子ども手当の支給はコストが高い割に効果が低く、費用対効果の悪い施策
  • 習熟度別学習は効果が高いが、学力の階層を作ってしまうリスクがある
    • 最初に高い習熟度の生徒はどんどん先に進み、低い生徒との差が開いていく
  • 教員へインセンティブを与えること、研修を行うことの効果は大きくない
  • 教員免許は付加価値の向上に繋がっていない。教員免許を廃止して、優れた能力を持つ人が教師になれるようにした方がより良い教育になるのではないか
    • Teach for Americaの教員の付加価値は教員免許を持つ教員と同じかそれ以上であった。しかもばらつきが少なかった
    • 教員免許を持つ教師のうち付加価値が低い人達を教員免許を持たないが付加価値が高い人に入れ替えることで平均が上がる
  • 教育に科学的アプローチを用いることが重要。施策の実験、効果の測定、分析。

教育の効果を科学的に分析するというのは非常に興味深い。子供の教育に関しては、①家庭内での学習を幼児から行う(一緒について勉強してあげるまたは幼稚園、塾や家庭教師などを利用する、インセンティブ設計をうまく行う、非認知能力を伸ばすようにする)、②良い学校教育環境を選んで与える、ことで子供の未来の可能性を伸ばしたいと感じた。

 

 

昔話

明日から3日間はiLabのScrambleというイベントに参加する。チームを組んで、ビジネスプランを作るというこの企画。とても挑戦的で楽しみだという気持ちと同時に、どうすればinternationalの自分がアメリカ人をチームに誘ってうまくいかせられるか、という点で悩みもある。そういえば何回かこういう心境あったな、とキャンパスの周りを歩きながら、昔を思い出した。

大学2年生の時に、英語ディベートの世界大会に参加した。世界大会の形式のディベートを始めてまだ半年くらいで、しかもネイティブが早口で話す中で英語もろくにできないまま参加するのは他の人から見れば無謀もいいところなのだろうけど、その時はとにかくてっぺんに挑戦してみたかった。Harvardのチームと戦った時には本当に相手の言っていることが早すぎてほとんど聞き取れず、議論になっているのかわからないままとにかく話していたのを覚えている。そんな中でも試合を進めていくうちに慣れも出てきて、終わってみれば予選突破まであと一歩の当時の日本人チームの中では2番目に良い成績だった(1番のチームは先輩たちで、世界大会初の日本チームのESL予選突破だった)。あと少し英語ができれば、という悔しさもありながらも、自分の中では実力以上のことに挑戦して、世界が広がった良い思い出になっている。

今の自分の心境は、あの時に似ている。アメリカでスタートアップに挑戦するというのは、今自分が考える選択肢の中でも最も難しい選択肢の一つで、最初のうちの失敗が見えている。自分の力不足に情けなくなると思う。物事が思うようにいかずにしんどいことも続くと思う。それでも、この挑戦をあきらめずに続けていけば、また違う景色が見えてきて、最終的には自分のやりたいことに到達できるのではないか、また一段階成長した自分になれるのではないか、というのを心のどこかで信じている。

挑戦してみよう。世の中に良い影響を与えれる人になるのは、きっととても楽しい。

キャリアについてのブレインストーミング

日曜日の夕方に学校の企画でキャリアについてのブレインストーミングを4人のチームで行った。材料は僕が入力したキャリアサーベイの結果、自分がなりたい職業12のリスト、僕が選んだ10のイメージ。僕自身はEntrepreneurになることを目指しているのだけれど、みんなの指摘は下記のようだった。

  • Well-rounded。関心、スキルの幅が広い。よく言えば汎用性があって柔軟で、悪く言えば専門化しているわけではない。
  • Green field development/Product Focus。製品・サービスを生み出すことに情熱がある。特に0から1からを生み出すことに強い関心。
  • Team/Collaboration。チームで協力して物事を解決しようとする。
  • Hands-on/Execution。解決するまでやり切ることにこだわりがある。
  • Problem Solving/Value Creation。問題を見つけ出し、それを解決して、価値を生み出すことに喜びを感じる。
  • Creativity/Optimistic/Casual。Too seriousではなく、casualに。楽しみながらアイデアを出して、物事を進めていく。

これらの指摘はどれも当たっていて、僕のこれまでの職業を知らない人でもこれだけのことがわかることに驚いた。僕の考えるProduct Managerは上のような仕事であり、改めて自分はProductが好きなのだなとも気づいた。

それ以外で特に面白いなと感じた指摘は、「スタートアップを起こすとファイナンスや組織など様々なことに目を向けねばならず、製品に注力ができないと思うので、パートナーを探して自分が商品やサービスに注力できる環境にしたほうが良いのではないか」というもの。この発言は確かにそうで、チームの構成を考える上で、いい気づきをくれた。

また、もう一つの指摘として、「人をマネージすることと、テクノロジーをマネージすることの両方に関心が高くとも、時間の使い方として両方は取れない」というのもあった。こちらも時間という資源をいかに使うか、ということを意識させてくれ、勉強になった。

気づけばもう今年も残り2ヶ月半。毎日が時間との戦いだが、なんとか今年中にビジネスプランの草案を作りたい。

TECH::CAMP感想

TECH:CAMPの8期が終わりました(僕の場合はまだRailsのChapter 5、Chapter 6が終わっていないので、1ヶ月延長中ですが)。結論から言うと、かなり良いプログラムだと思います。ただ、カリキュラムを終わらせるには150時間は見ておいた方が良いと思います。

カリキュラム内容

カリキュラム内容は大きく環境構築、Ruby、HTML/CSS、Railsの4パートに分かれており、環境構築、Ruby、HTMLが1章ずつなのに対して、Railsでは3章あってそれぞれアプリケーションを作るプログラムになっています。Ruby、HTML/CSS、Railsそれぞれに練習問題もあり、合わせると基本のカリキュラムだけでもかなりのボリュームがあります。100時間は最低月に使ってください、と言われていましたが、練習問題まで解いているとそれ以上かかると思います。

内容は実践を通して学ぶという形式で、本を見て進めるよりもモチベーションが続きやすかったです。Rubyではレビュー投稿、閲覧、更新、削除 (Create、Read、Update、Delete)の基本機能を作りましたが、ここで条件分岐や繰り返しなどの基本を実践を通じながら学ぶことができました。

この方針は同じで、HTML/CSSも実際にウェブサイトのデザインを作りながらコーディングを進めていくことになります。デザインをブロックで考えることなどは基本だと思いますが、実際にそれを学べて良かったです。

Railsでアプリケーションを作るのは、なかなか大変です。1ページ1ページで覚えることが多く、一読しただけで把握するのは難しいので、4章のツィッターのようなアプリを作る章は、何度か読み返しました。Railsの3章だけで80時間くらいのボリュームがあるので、HTML/CSSが終わったところで序章が終わった、くらいで考えておくとちょうど良いと思います。

学習環境について

オンラインのみで学ぶことと、渋谷の道玄坂のオフィスまで行って学ぶことができる通学コースの二通りが選べます。やはり一人ではモチベーションが続きにくいので、首都圏に住まれている方は通学コースを選んだほうが良いかと思います。

オンラインでもSkypeで気軽に質問ができるのは良い感じです。カリキュラムがとてもわかりやすくできているので、最初のうちはあまり質問することがないかもしれませんが、自分でアプリを作るようになったら分からないことが多く出てくるので、より質問をするようになると思います。ただ、自分でアプリを作る章までのカリキュラムがなかなか重いので、仕事や家庭がある人だとそこまでいくのが1ヶ月では辛いかもしれません。

アドバイス

僕は7月前半まで働き、7月半ばで渡米してこちらの留学生活が始まったため、7月5日から始まったこのカリキュラムと両立するのはなかなかきつく、結局1ヶ月で終わらせることができませんでした。仕事、英語の勉強、授業と課題、友人との社交、プログラミング、家庭、との中で優先順位をつけるような状況で、プログラミングの優先順位を下げてしまったのが一番の原因ですが、もう一つの原因は100時間という見積もりが甘かったことです。

多くの人は100時間だと練習問題含めるとおそらく終わらないと思います。カリキュラムを飛ばしながら一周すると100時間くらいのボリュームかもしれませんが、身につけようと思って復習するとその1.5 – 2倍くらいの時間がかかります。特に、TECH::CAMPの教材は期間が過ぎるとアクセスができなくなるために、きちんと身につけないと復習すらできなくなります。社会人の方ですとおそらく同じような状況で時間が取れないことが多いと思いますので、最初から2ヶ月コースを選んでおくのが無難かもしれません。もしくは夏休みなどの長期休みがある時を利用して1ヶ月コースにするか。いずれにしてもプログラミングの経験がほとんどない人は150時間前提でスケジュールを組んでいた方がより良いかと思います。

改善があったら嬉しい点

ビジネスモデルの仕組み上、教材の継続公開は難しいのだと思いますが、やはり終了後に復習ができないというのは学習教材としては致命的です。いくらかプラスのお金を払うとPDFがダウンロードできる、のようにした方が受講者の満足度を高める、とより良くなると思います。

改善点はあるにせよ、僕としてはWebサービスを作るということの概要を学ぶことができ、良い投資だと思いました。初めてプログラミングを学ぶ人に対してはおすすめできるプログラムです。

Tech::Camp – lesson 2 Ruby終了

lesson 2のRubyを終了した。内容はRubyの基礎的な文法を学んだ後に、レビュー投稿・閲覧アプリを作るというもの。Rubyを学ぶのは初めてだったのだけれど、一つ一つの説明がわかりやすく、特に詰まることなくlesson 2は終了できた。lesson 2で学べた点は以下。 “Tech::Camp – lesson 2 Ruby終了” の続きを読む

Tech::camp – kick-off meeting

Tech::campのkick-off meetingに参加してきました。私は第8期参加者になります。期間は7月4日から一ヶ月 で費用は128,000円。渋谷の道玄坂にあるオフィスも使わせてもらえるそうですが、skypeやslack (groupware)で質問もできるということですので、場所に関わらず学べそうです。年齢層は20歳から25歳くらいが多い印象ですが、主催者の方によると社会人の割合が今期は半分以上だそう。

内容はhtml, css, ruby, ruby on railsということで、サーバーサイドとクライアントサイドの両方を学べて楽しみ。

1人前になるためには1ヶ月で100時間は最低でも時間を割いてくださいということですので、自分でプロトタイプを作れるよう、1日3時間以上はプログラミングに割く生活を今月は続けようと思います。