今日は戦略シミュレーションの日だった。5人のチーム5組での対抗で、一番利益を多く稼いだチームが勝ち、というシミュレーション。僕のチームは、僕はかなり事前に準備をしていて楽しみにしていたのだが、様々な要因が重なって圧倒的な最下位で、破産するという、ある意味で貴重な経験をした。以下が敗因。
- チームメイトをBuy-inできなかった。チームメイトのほとんどが事前のシミュレーションの課題をほとんどやっておらず、仕組みを理解していなく、どうすればゲームに勝てるのかの話なのに、現実のマーケティングではこうなるはず、という話でオプションを選ぼうとするので、ゲームの戦略として正しくない選択肢を議論する時間が長かった (-> チームの事前の準備の度合いで他チームと比べて負けていた)
- その一方で、なぜゲーム上でそうするのかの理由を聞いてもきちんとしたロジックがない。そのロジックがない二人を僕が説得仕切れず、チームでコンセンサスを作って、勝つ戦略への意思決定ができなかった。というか、5人中の3人がロジックのないロジックに賛成した時点で、僕がもう諦めて、どうせシミュレーションだから失敗から学べば良いと、それでいいよ、とした (-> 諦めた)
- 結果的に最初の2ラウンドでぼろ負けして、1チームが非常に上手くやったため、先手アドバンテージの大きい仕組みのこのシミューレーションではもう勝ち目がなくなった。あとの5ラウンドは消化試合で、もうどうしようにもならず、そのタイミングでロジックのない戦略判断をした2人が諦めて、ケースを読み始めるなどし始めたため、チームとして一体感を保てなくなった。僕もあまりの対応に不機嫌になり、その二人を巻き込もうとしなくなった (-> ポジティブな空気を保とうとするリーダーシップが足りなかった)
結果として、僕は結構楽しみにしていたゲームだったのだが、戦略について学ぶというよりはチームワークについて学ぶシミュレーションとなった。次にもし同じことをしたならば、①チームローンチをきちんと行う(シミュレーションの間は集中する、最低限の予習はしてくる、などのNormを決める)、②質問をして、相手が自分で気づくようにする、③どんな状況でもポジティブに、周りを巻き込みリードする、④戦略を実行するときには選ぶものと捨てるものを極端にする、ことを意識するようにしようと思う。