土井英司さんの講演

Harvard Eye Catch

縁があり、エリエス・ブック・コンサルティングの土井英司さんの講演を聞く機会があった。彼の講演が非常に刺激的だったので、共有したい。

  • 売れる本を作るためには、供給を1にすること。強み  x らしさ、で自分にしか書けないものを書く
  • 人は究極的に自分にしか関心がない。相手が無視できない、相手を利することから話す
  • 人が知っていると感じ、感情に刺さるようなタイトル、内容にする
  • さおだけやはなぜ潰れないのか、は「さおだけや」というややマイナスのイメージと「潰れない」というプラスのイメージが同じ文脈にあるため、人は認知的不協和を起こして、手に取りたくなる
  • 「ユダヤ人大富豪の教え」は実はお金に対する考え方の本だが、入り口は入りやすくしている。興味を持たせるため、あえて最後の伝えたいメッセージを前面に出していない
  • 今、何が売れているかをみれば、未来が予測できる
  • 具体的、パーソナルなストーリーを語る
  • 人が何を大事にしているのか、何にお金を使っているのかを理解する
  • 人がなぜあるものを大事にしているのかを知るために、経験することにお金を使う。ファッション、自動車、マンション投資など、やってみてわかることが多い
  • お金を払うということは一定の距離を取りたい時
  • 人の能力は、遺伝要因 x 環境 x Resilience。早く挑戦して、失敗して、立ち直り、学び、次の挑戦をした方が良い
  • 理詰めで行って、最後は自説を持つ
  • 出版は個人のIPO。1冊で伝えられる範囲は限度がある。本を継続的に出すことで、考え方を広めることができる

お金を経験するために投資する、人の関心を理解する、具体的かつパーソナルなストーリーを語る、など過去に出席した中谷彰宏さんのセミナーで学んだ内容と共通するところも多かった。時間とお金を自分に投資して、常に成長し続ける人が自分の成し遂げたいことを成し遂げられる、というのは言うは易しで、いかにそれを仕組み化するかが鍵だと感じた。

投稿者: aki

アキ。東京での勤務の後、ハーバードビジネススクール(HBS)へ留学しました。卒業後は、医療の世界で働いています。現在シドニー在住。ご連絡はTwitterまで。

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