ハーバードビジネススクール(HBS)を卒業した後の海外での日々。資産運用、マーケティング、MBA、海外生活など。

ハーバードMBA、その後

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日本人起業家との出会い

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日本人でアメリカに来て起業した方と食事をして、お話を聞かせてもらった。その方は60代で初めてアメリカに来て、英語もほとんど話せないままいきなり起業した、というナイアガラの滝から飛び降りるようなことをした方なのだが、非常に面白かったので共有したい。

  • 引退を機に、アメリカで勝負しようと思い、渡米。妻も心配してついてきてくれた
  • アメリカ人相手にやりたい、と日本に関わるビジネスでもなく、日本人を雇うわけでもなく、いきなり設備投資をして、アメリカ人を雇って貴金属回収ビジネスをスタート
  • 現地のNPOと組んで、そこで工場で相場より安く働いてくれる人を確保 (生産)
  • 政府と取引をしている会社に飛び込み営業をして、社長と会い、関係を築き、良い商材(貴金属が含まれた基板)の安定供給を確保 (仕入れ)
  • ネット上でB to Bの販売網を築き、単一製品の大量販売が出来るという強みを活かして販売 (販売)

そもそもネットワークがなく、言葉もわからない土地でビジネスを興すガッツもすごいが、戦略とそれを実行する行動力がものすごい。飛び込み営業で契約を取ったり、人をマネージするのは、たとえ言葉が出来ても難しいのに、それを実現している。また、優良な仕入先を確保すること、コストを抑えた生産先を確保することは競争優位につながり、なかなか後から真似しようとしてもできないため、出来上がったビジネスは非常に競争力のあるものになっている。

その後ももう一社立ち上げて、今は家族のために時間を使おうと休んでいるが、今度は東京でもう一度一旗あげようと考えているとのこと。

起業家というのはこういう人のことをいうのだろうなと思わせてくれる人だった。こういう人と出会えるのも、アメリカという土地にいることの楽しさだ。

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