HBSを卒業した人が口を揃えて言うのは、そのカリキュラムの厳しさ。特に1年目でクラスによっては3%程度が本当に退学となるため、まだ慣れていない1年目をどうやって生き延びるかは重要な課題。
複数の先輩から、留学中にやっておいた方が良いというアドバイスを下記のようにいただいた。
MBA留学中の時間の使い方へのアドバイス
- 優先順位を決めること
- MBAでは機会が多すぎて、あっという間に時間が過ぎてしまう。自分の中で優先順位を決めて、これだけは達成する、と決めるとより実りの多い21ヶ月となる。
- ブログを書くこと
- MBAの日々は授業、講演会への参加、ネットワーキング、就職活動、とあっという間に日々が過ぎて、気がつけば3ヶ月が過ぎてしまう。自分がどんな成長をしたのかを記録して振り返ることで、学びを定着できる。
- 授業ではとにかく前に出て、発言をすること
- 聞き取りが最初はきついが、予習の段階でどこで発言すると決めておき、発言する。特に議論が煮詰まっている時に、新しい観点を提示すると点数が高い。
- 視点をトップマネジメントと現場、理論と現実、論理と情熱、と移動させることで面白い発言をする
- 毎回の授業のTake-awayを3点にまとめて、記録していくこと
- まとめることで学びが深まるとともに、数年後にも振り返ることができる財産となる
- 頭の中でそれぞれの授業での学びがつながり、より長期的な思考の財産となる
- 教授とオフィスアワーを使って積極的に話し、繋がりを作っておくこと
- オフィスアワーにアポを取れば、教授とは簡単に話ができる。ビジネスのアイデアのブラッシュアップも手伝ってくれるため、積極的にオフィスアワーは利用した方が良い。また、個人研究としてプロジェクトを一緒に行うことで、さらに深い関係を築くこともできる。
- 平日もパーティやネットワーキングの機会に積極的に参加すること
- MBAで過ごした友人との繋がりが卒業後の財産となる。勉強はとても忙しいが、多少無理してでもネットワーキングの機会には行った方が良い。
- スタディグループはずっと続く仲になる。しっかり毎回貢献をすること。
- 日曜日は9時からケースを読み、4ケース以上読んでおくこと
- HBSの授業は水曜日を除く平日3ケース、水曜日2ケース扱う。日本人はだいたい1ケース4時間かかるため、平日だけでは予習が間に合わない。金曜日の夜と土曜日はフリーの時間にするにしても、日曜日には4ケース以上読んで貯金をしておき、平日に少しは時間を割けるようにした方が良い。
- ファイナンス系の授業を取ること
- 日本のスタートアップ、特にテック系はファイナンスが弱い。適切に資本調達をするためにも、ファイナンスについてしっかり学ぶことが大事。
MBA受験の全体像は