RC Small Dinner

RC(Required Curriculum: HBSの1年生を指す)のメンバーと7人で夕食に行ってきた。メンバーは僕以外は全員アメリカ生まれのアメリカ育ちの人たちで、3人が金融業界出身。予想していたことではあるが、今の自分のコミュニケーション能力と目指しているコミュニケーション能力の差が大きいことを痛感した。

多くの英語圏在住経験のないインターナショナル生がそうだと思うが、まずネイティブの英語が早すぎて短文だと聞き取るのがきつい。イメージで言うと、聞き取れているのが60%くらい。文脈が完全に理解できていないから、会話に入ろうとしてもなかなかタイミングをつかみづらい。

加えて、集団で話されるトピックが地域や人に関することが多く、そもそも大学くらいからこちらにいないと、輪に入りにくい。具体的には、通っていた高校の話題や、業界内での共通の友人の話などで話が始まるが、それはついていけない。日本でもどこ出身、共通の友人で誰を知っているか、という軽いトピックから会話が始まることが多いが、それは米国でもおそらく同じ。だからこそ、こちらに地盤がないことで、そのトピックで盛り上がっている米国人の中の会話に入ることが難しい。

また、業界特殊の話題がそれなりに多いのも結構厳しい。PEやIBの会社名やこちらで有名なビジネスマンの名前など固有名詞で知らない単語が多く、IB、PE、VC出身者の共通話題にはそもそもついていきにくい。一方で、これらの業界出身者が30%程度を占めるHBSでは、おそらく業界特殊の話題がグループ内では出やすいのだろう。この点は米国の他の人も同じようで、メーカーや医者のバックグラウンドの米国人もそのトピックの時はやや静かであったので、彼らも入りにくかったのだと思う。

以上のように、英語力をより高めること、アメリカ人のネットワークに入ること、業界特殊の話題についていけること、の3つがHBSでのアメリカ人のグループでの会話に入ることに必要だと感じた。これらの達成は1日や2日でどうにかなる話ではないので、これから21ヶ月をかけて、一歩ずつ進めていこうと思う。

Pre MBA CELOP (ボストン大学)は費用に見合うプログラムか

MBA前にPre-MBAと呼ばれる英語圏での学習に慣れるために参加される方がいます。僕はボストン大学のCELOP (Center for English Language and Orientation Programs)が運営しているPre-MBAに参加しました。

CELOPのプログラムへ参加するべきなのかどうかについては、コスト的には微妙で、ボストンの環境に慣れるためにはありかな、という印象です。

参加することで得られたもの

  • MBA他校の友人 (HBS/MIT/BU/Tuckなど)
  • セットアップの準備の時間(荷物の受け取り、家具や必要なものの買い出しなどセットアップはプログラムの数日前の現地入りだと結構大変。子供がいればより大変)
  • 1日4時間の英語の授業への慣れ(仕事とまた違った集中力が要求される)

参加することで失ったもの

  • $4,000+の授業料(寮や食事も含めると4週間で $7,000近く)
  • インターンや旅行などにも使うことができた時間

僕自身はセットアップができたというメリットに加えて、ケース分析の方法、自分の発音の癖、ライティング時に間違えやすい文法の傾向、がわかったので投資分の学びはギリギリ得られたかなという印象です。あとは同じクラスの友人とは仲良くなれたので、それが一番の収穫でした。

ただ、英語圏で学んだ経験のある人にとっては得られるものが少ないかと思うので、旅行やインターンなどをした方が良いかもしれません。

MBA受験 – エッセイ(Essay)の書き方とテクニック

MBAへの応募でも奨学金の応募でも肝となるのはエッセイです。僕は江戸義塾のエドと相談しながらエッセイを作り上げていったのですが、彼からもらったアドバイスは、多くの人に役立つと思いますので共有いたします。

エッセイの基本方針

  • ユニークさや自分の強みを伝える。経験、価値観、強み、何が自分をユニークにするのか。アイデアが肝。
  • 具体的な例を用いて、「生々しく」ストーリーを伝える。抽象的な話ではなく、自分の体験や感じたこと、学んだことを書く。
  • 数字や結果の話を入れる
  • レジュメと整合性のあるストーリーにする
  • ProfessionalとPersonalな話の両方が伝わるようにする

 エッセイのテクニック

    • 一番最初のセンテンスと一番最後のセンテンスの話を繋げる
    • あることをする前と後、自分と同じ職種の人との違い、のような比較の話が分かりやすい
    • Why MBA? では具体的な授業名、教授名、などを入れてきちんと学校について調べていることを示す
    • Transition wordを使って、流れをより分かりやすくする
    • 不要な副詞は使わない (successfulなど)。数字や事実で語れば良い
    • Activeな動詞を用いた表現の方が強く聞こえる (Aim/Plan > Hope)
    • 短縮系は使わない (I’m I can’t -> I am, I cannot)

エッセイの仮説検証をする

上記のエドからもらったアドバイスに加えて、第一志望の大学に関しては、自分のネットワークを使い、在校生または卒業生にカウンセラーと詰めた後のエッセイを見てもらう、またはエッセイの方向性を話すことを強くお勧めします。

在校生が読めば、おそらく通らないだろうな、とすぐに分かるようなエッセイを出して落ちるのはもったいないです。

一方で、在校生や卒業生にとってはエッセイを読んでアドバイスをするのはそれなりの時間がかかるので、知り合いでない限り、生煮えのものを見せたり、エッセイカウンセラー代わりに依頼することはなるべく避けましょう。

在校生・卒業生にとっては、エッセイを読んで、この人のバックグラウンドや価値観ならば何をどう伝えるかのが良いかを考え、アドバイスをどう伝えるかを考えて、メールまたは対面で話して、としていると簡単に数時間以上のタスクになってしまいます。エッセイのレビューの依頼をする時には、お互い真剣勝負だというつもりで依頼をした方が良いと思います。

次のステップ

エッセイを書き終えたらいよいよ応募と面接対策です。受験の全体像は「MBA – 受験から卒業までの流れ」をご覧ください。

大学院留学でアメリカに着いたらまずすること

はじめての留学は色々とわからないことが多く、生活の基盤をつくるのにも時間がかかることもあるかと思います。僕がアメリカでの学生生活のセットアップについて、行ったことをまとめてみます。

空港に着く前にできること

公共交通が何かと不便なアメリカではカーシェアリングサービスのUberとLyftが非常に便利です。アメリカの空港に着いてすぐに利用できるよう、日本でインストールしておくと現地についてからスムーズかもしれません。

学生証と寮の鍵の入手

まず始めにすることは学生証と住む場所の鍵の入手です。

僕はBoston University(BU)で4週間のpre-MBAプログラムを受講するため、学生証を発行してもらいました。BUの学生証はカフェテリア地下のTerrierカードの配布場所で発行してもらえ、10分弱で得ることができました。

寮の鍵はBay State RoadにあるHousingを管理している場所で入手しました。寮に入るためには学生証と寮の鍵が両方必要なため、可能であれば学生証発行→寮の鍵、の方がスムーズです。

銀行口座の発行

ATMの場所と数からBank of AmericaがBUそしてHBSで扱うのに最も便利かと考え、Harvard SquareにあるBank of Americaで口座を作りました。

必要なものはパスポート、i20学生証Checking Account(当座口座)とSaving Account(普通預金口座)の両方を作りましたが、口座に関わる様々な説明と手続きの待ち時間のため、1時間半程度かかりました。

その場で暫定的なデビットカード(後払いではなく、その場で当座口座から引き落とすカードです)を発行してもらえ、現金を入れることで有効化できます。あとの携帯電話の購入のことがあるため、可能であれば$1000程度の現金をchecking accountにその場で入れられると後が楽になるかと思います。

アメリカにはじめて来る方の場合、クレジットヒストリーと呼ばれる信頼情報がないため、最初はデビットカードを使う方が多いかと思います。

携帯電話の取得

銀行口座の次は、携帯電話です。

Verizonが最も電波がBostonで良いということから、同じくHarvard SquareでVerizonからiPhone 6Sを購入しました。今だけ1GBのプランが$70から$60になるということで1GBのプランを購入。通話し放題ですが、1GBで$70というのは日本の基準からするとやや高いです。

Verizonはボストン大学とは学割もないとのこと(実はハーバードとはあるので、ハーバードへ転入後は申請するとディスカウントしてもらえます)。手続きでここでも1時間半くらいはかかりました。

日本のクレジットカードでは決済できなかったので、先に銀行口座を作り、デビットカードを入手しておく方が安心です。iPhone 6 Plusの$399に加えてケースと液晶カバー、手数料、税金を入れて計$500超。結構大きな買い物になります。

Amazon, AppleのUSアカウント取得

アメリカでの住所とクレジットカードもしくはデビットカードがあるとAmazon、AppleのUSアカウントが取得できます。日本のアカウントにもアクセスができますが、どちらも生活に便利なので、アメリカのアカウントも作っておいた方が良いと思います。

特にAmazonは学生に無料でお急ぎ便を提供してくれているので、お買い得ですし、日本のアマゾンでプライムの方もアメリカでの学生会員になる価値はあるかと思います。

日用品の買い出し

CVS/Wallgreenといったドラッグストア、あるいはTrader Joes、Wholefoodsといったスーパーマーケットが日用品の買い出しに便利です。

Commonwealth通り、あるいはHarvard SquareにあるCVSでペン、ノート、薬、歯ブラシ、ハンガー、洗濯袋、などの勉強と生活に必要な小物をある程度は揃えることができます。布団などは専門店へ行き、ベッドパックを購入しました($69)。

家具の購入

家具を揃えるのはAmazonとIKEAが便利ですので、早めに必要な家具を注文してしまいましょう。

まとめ

とにもかくにも、学生証、部屋の鍵、銀行口座、携帯電話がないと様々な点で困りますので、まずはこの4点を到着の当日と翌日には揃えましょう。

アメリカは日本と同じくネット通販が発達しているので、家具はAmazonとIKEAを利用すると楽に手に入ります。

アメリカ留学準備 – 予防接種とその費用

アメリカへ留学するためには、日本生まれ、日本育ちの人は殆どの場合で予防接種が必要で打つ必要があります。私は日比谷にある日比谷クリニックで全ての予防接種を打ち、用紙を書いてもらいましたが、実際に私は7万円強かかり、ばかにならない金額でしたのでご注意を。予防接種は州によって要求が異なりますが、2015年時点のマサチューセッツ州における具体例は以下です。

留学に必要な予防接種

僕の場合、必要であったワクチンは下記の5種類です。

  • MMR: Measles (麻疹)、Mumps(おたふく)、Rubella(風疹)の三種混合ワクチンを1回
  • Varicella(水痘)を2回
  • HepatitisB(B型肝炎)を2回
  • Tdap(破傷風、ジフテリア、百日咳)を1回
  • Meningococcal(髄膜炎)を1回

計5種類、7本を打ちました。

特にMeningococcal(髄膜炎)は日本の予防接種には含まれていないため、2015年時点では大学によっては必須でないようなのですが、多くの人が打つことを推奨されると思います。

予防接種のスケジュール

僕のスケジュールとしては、6月4日に全種類を1本ずつの計5本を打ち、7月4日に2回目の必要があるVaricellaとHepatitisBを受ちました。

HepatitisBだけは初回、1ヶ月後、6ヶ月後と3回打つ必要があるので、3回目はボストンで打つことになります。こちらは大学の健康センターに電話で予約をして、現地で打ちました。

1ヶ月空けて打つ必要がある予防接種があるため、学校側が要求する予防接種証明書の提出期限の1ヶ月半前には最初の1本を打ちましょう。予防接種前にツベルクリンの検査があり、その検査に1週間かかるため、逆算すると2ヶ月前にはツベルクリン検査をしておくのが良いと思います。

留学に必要な予防接種の費用

初診料、ツベルクリン検査、レントゲン検査料、診察料、ワクチン計7本、2通の証明書発行料(ボストン大学、ハーバード大学)で計74,000円かかりました。

ワクチンは種類によって金額が異なりましたが、B型肝炎や水痘は8,400円/本でした。

ボストンで摂取する費用に関しては、大学の保険が適用されるために無料となりました。

どこで予防接種を行うか

僕は都内在住であったため、日比谷クリニックにお願いしましたが、同期は霞ヶ関ビル診療所も使っていました。

ワクチンは他の診療所で安く打ってもらえる場所があるかもしれませんが、いずれにしても英文で証明書を書いてもらう必要があるため、時間が惜しく、首都圏に住まれている方は日比谷クリニックか霞ヶ関ビル診療所が候補になるかと思います。

配偶者、パートナーの予防接種

配偶者、パートナーでアメリカへの留学に同伴される方の多くはF2、あるいはJ2という配偶者ビザで渡航されるかと思いますが、現地ですぐに大学院へ行こうと考えられている場合、予防接種をパートナーの方と同時に打っておくのが良いかもしれません。

そうでないならば、大学のクリニックで予防接種をうつことができ、MMRなどは無料でうてる州もあると思いますので、大学に確認すると、費用が少し節約できるかと思います。

手続き系が終われば、あとは留学前の準備です。留学壮行会や送別会があれば、参加してみましょう。次は「渡航準備 – 留学壮行会 送別会

MBA受験 – 留学壮行会 送別会に参加する

合格通知を受け取り、MBAに行くことを決めたら、その日からネットワーキングの機会が大きく広がります。

留学をする年の4月から受験予備校やMBA卒業生を採用している企業を中心に、留学壮行会が行われます。また、私費で退職される場合は職場での送別会もあるでしょう。加えて、大学やクラブなどの友人やMBAの卒業生が壮行会を開いてくれることが多く、特に渡航前までは壮行会の参加で忙しい日が続く人も多い印象です。

私が参加したイベントは下記になります。

企業系のイベント

  • McKinsey 留学者壮行会 (5/15)

予備校系のイベント

  • 江戸義塾壮行会(5/17)
  • アゴス合格者壮行会 (5/22)

MBA同期の有志が開催した交流会

  • 海外大学院合格祝賀会 (4/18, 6/28)
    • Class of 2016, 2017の有志が幹事となって開催
  • MBA交流会 (6/14)

HBS関連のイベント

  • HBS Alumniによる祝賀会 (4/5)
  • HBS Japan Trek 2015屋形船への参加 (5/29)
  • HBS同期との集まり(6月以降ほぼ週一回)
  • HBS/MIT/Kellogg/Chicago 家族交流会 (6/14)
  • HBS Information Session (6/20)
    • 東京で開かれたHBSのadmission説明会にスピーカーとして参加
  • Harvardへ留学する同期の会 (6/25)
  • HBS Send-off Party (6/29)

私は参加しませんでしたが、他にもコンサルティング業界(BCG, Bain, AT Kearney)、ユニゾンキャピタル、Amazon、楽天、が壮行会を開いていました。また、キャリアインキュベーション、アクシオムもリクルーティング関連のイベントを開いていました。

就活系のイベントですと当然ですが社員の方との話が中心となるため、MBAや他の専攻で留学される方と会うためには、有志が主催した交流会や予備校主催のイベントに行くのが良いかと思います。

次のステップ

留学の準備として同時並行で、ビザや予防接種などの手続き系を進めていくことになります。詳しくは「MBA – 受験から卒業までの流れ」をご覧ください。

アメリカ留学 – ビザ(F1/J1)申請の実際のスケジュール

留学に行く人が避けて通れないビザの申請。通常は面接から1週間程度でおりると言われていますが、遅くとも1ヶ月前には米国ビザ申請のホームページから申請をすることをお勧めします。私の具体的なスケジュールは以下です

実際のスケジュール

  • 5月 30日:i-20を入手
  • 6月  5日:DS-160提出
    • DS-160はF-1ビザ(学生ビザ)取得に必要な資料
    • DS-160は家族構成、学歴、職歴、留学先情報、過去に悪いことをしていないか、など非常に多くの項目を入力する必要があるため、2時間は項目の入力にかかると見ておいた方が良い
    • 背景が白で撮った写真データが必要のため、事前に用意しておくこと
  • 6月11日:東京の米国大使館で面接
  • 7月  1日:ビザの受け取り

通常は日本人であれば1週間程度で発行されるはずのF-1ビザですが、2015年は6月に国務省のデータベースに異常が起き、ビザの配給がストップしたことから結局面接から受け取りまで3週間かかりました。

僕は7月半ばの渡航なのでまだましでしたが、同じ時期に面接を受けた友人は7月3日渡航予定だったためにかなり肝を冷やしたようです。

いつまでに面接をするべきか

こういったシステムのトラブルは再発する可能性が高いため、7月前半に学生ビザ(F-1)で渡航予定の方は、5月には学校に連絡してi-20を手に入れて、5月中には面接を済ませておくのが安全かと思います。

MBA留学中の時間の使い方へのアドバイス

HBSを卒業した人が口を揃えて言うのは、そのカリキュラムの厳しさ。特に1年目でクラスによっては3%程度が本当に退学となるため、まだ慣れていない1年目をどうやって生き延びるかは重要な課題。

複数の先輩から、留学中にやっておいた方が良いというアドバイスを下記のようにいただいた。

MBA留学中の時間の使い方へのアドバイス

  1. 優先順位を決めること
    • MBAでは機会が多すぎて、あっという間に時間が過ぎてしまう。自分の中で優先順位を決めて、これだけは達成する、と決めるとより実りの多い21ヶ月となる。
  2.  ブログを書くこと
    • MBAの日々は授業、講演会への参加、ネットワーキング、就職活動、とあっという間に日々が過ぎて、気がつけば3ヶ月が過ぎてしまう。自分がどんな成長をしたのかを記録して振り返ることで、学びを定着できる。
  3. 授業ではとにかく前に出て、発言をすること
    • 聞き取りが最初はきついが、予習の段階でどこで発言すると決めておき、発言する。特に議論が煮詰まっている時に、新しい観点を提示すると点数が高い。
    • 視点をトップマネジメントと現場、理論と現実、論理と情熱、と移動させることで面白い発言をする
  4.  毎回の授業のTake-awayを3点にまとめて、記録していくこと
    • まとめることで学びが深まるとともに、数年後にも振り返ることができる財産となる
    • 頭の中でそれぞれの授業での学びがつながり、より長期的な思考の財産となる
  5. 教授とオフィスアワーを使って積極的に話し、繋がりを作っておくこと
    • オフィスアワーにアポを取れば、教授とは簡単に話ができる。ビジネスのアイデアのブラッシュアップも手伝ってくれるため、積極的にオフィスアワーは利用した方が良い。また、個人研究としてプロジェクトを一緒に行うことで、さらに深い関係を築くこともできる。
  6. 平日もパーティやネットワーキングの機会に積極的に参加すること
    • MBAで過ごした友人との繋がりが卒業後の財産となる。勉強はとても忙しいが、多少無理してでもネットワーキングの機会には行った方が良い。
    • スタディグループはずっと続く仲になる。しっかり毎回貢献をすること。
  7. 日曜日は9時からケースを読み、4ケース以上読んでおくこと
    • HBSの授業は水曜日を除く平日3ケース、水曜日2ケース扱う。日本人はだいたい1ケース4時間かかるため、平日だけでは予習が間に合わない。金曜日の夜と土曜日はフリーの時間にするにしても、日曜日には4ケース以上読んで貯金をしておき、平日に少しは時間を割けるようにした方が良い。
  8. ファイナンス系の授業を取ること
    • 日本のスタートアップ、特にテック系はファイナンスが弱い。適切に資本調達をするためにも、ファイナンスについてしっかり学ぶことが大事。

MBA受験の全体像は

海外MBA受験に実際にかかった費用

海外MBA受験では学費や生活費に加えて、試験、予備校、大学応募費用など受験の準備のためにも費用がかかります。

具体的には、①テスト受講費用、②スコアメイクのための予備校代、③エッセイカウンセラー代、④インタビュー対策代、⑤大学応募費用、⑥学校調査費用、がかかります。

事例として、私が合格までに実際に使った受験費用の内訳と詳細は以下になります

受験費用の内訳

  • テスト受講費用:
    • TOEFL 9回: $230 x 9 = $2,070
    • GMAT  3回: $262 x 3  = $  786
    • 参考書等       : $300
  • スコアメイク予備校
    • Y.E.S.           : 200,000円
  • エッセイカウンセラー
    • 江戸義塾     : 300,000円
  • インタビュー対策
    • Vince         : 51,480円
    • Matthew  : 60,000円
    • Ed             :  23,500円
  •  大学応募費用(6校)
    • 応募費用  : $1,560
    • スコア送付 : $   360
  • 学校調査費用
    • スクールビジット: $1,000

計: 約136万円

以上のように、GMAT/TOEFLの試験費用 36万円、TOEFL/GMAT 予備校費用 20万円、エッセイカウンセラー費用 30万円、インタビュー対策費用 14万円、受験費用 24万円、スクールビジット費用 12万円で1$ = 120円で計算すると約136万円になります 。

テスト受講費用

テスト受講費用は受験生によって変動が大きい部分です。英語圏の在住もしくは留学歴がある人は1、2回のテストでTOEFLの必要点数をクリアすることもありますが、多くの留学歴が1年以下の人はTOEFLで105点を取ることに苦しみ、TOEFLは10回程度受けることが多いようです。

TOEFLについてはETSのサイトから試験を購入することもできますし、中国サイトを探せば本試も手に入れることができますので、あまり何回も本番を受けるのではなく、家で練習をするのが良いかと思います。

GMATについては年間5回までしか受けられませんので、GMATの公式サイトで手に入るPrepである程度目標に近い点数が出るようになってから受けた方が良いと思います。また、Manhattan GMATを購入するとPrepに加えて問題がさらに手に入ります。

注意点ですが、TOEFLもGMATもキャンセルや日程変更で手数料がかかります。私は出張でTOEFL、GMATともに受けていないのに1回分無駄に支払ってしまいましたので、キャンセル可能な日程の確認はご注意を。

GMATのための予備校

私はY.E.S.  という御徒町にある予備校で文法、Writing、Sentence Correction (SC)の授業を取り、3講座合計で20万円でした。特に文法は曖昧であった部分をクリアにしてくれると同時にSC対策にも繋がり、非常に価値のある授業だったと思います。

エッセイカウンセラー

江戸義塾の10時間パッケージコースを購入して、自己分析時のブレスト、エッセイネタ出し、エッセイ作成、応募用紙作成、を行いました。

加えて、グループディスカッションなどのエドが単発で行う講座にも数回行きました(パッケージを購入していたため半額になり、5,000円になりました)。

エド先生は人気のため、トップスクールを狙うのであれば、早めに連絡をしておさえた方が良いと思います。

インタビュー対策

私はAGOSと提携をしていたVinceのハーバード用インタビュー対策講座を受け、その後、Mattewという個人でインタビュー対策をスカイプで行なっている人と4時間程度のセッションを行いました。

費用をいかに賄うか

社費の場合は会社が受験費用も出してくれる場合もあるようなのですが、私費の場合は基本的に全て持ち出しとなります。

留学費用をまかなうためには、奨学金を受給するのが一つの方法です。奨学金を獲得する方法については下記のページをご覧ください。

奨学金について >>MBA受験 – 奨学金をいかに獲得するか

MBA留学全体について >> 海外MBA受験から留学開始までのまとめ

MBA受験 – 海外留学向けの奨学金まとめ

MBAの費用は2年間で単身で約20万ドル、パートナーと一緒では約23万ドルと非常に高額であり、資金調達は私費受験者にとって大きなハードルです。

海外留学向けの奨学金について、まとめてみました。

フルブライト奨学金 (Fulbright Scholarship)

例年5月に締切のある、アメリカの大学院受験者・進学者を対象にした、1年間の学費、生活費、渡航費の全額の給付をしてくれる奨学金です(全額といっても一定額で上限あり)。

MBA受験者は大学院留学(専門職学位)プログラムに応募することになります。5月に予備審査、7月に本審査用の書類を提出し、例年は11月に面接審査、11月か12月に結果発表です。

F-1ビザではなく、J-1ビザとして留学することになり、原則は卒業後の帰国と2年間の自国滞在義務があります。 また、alternate (補欠)となった場合でも、principalに繰り上がる可能性があります。私は補欠となりましたが、5月に繰り上がりの連絡がありました。

ロータリー奨学金 (Rotary Global Scholarship)

ロータリー財団の「グローバル補助金」は大学院受験者・進学者を対象にした、学費、生活費、旅費に使える3万ドルの給付をしてくれる奨学金です。

地区により異なりますが、東京都の南半分が所属するロータリー2750地区では10月末が例年は応募の締切です。地区により募集人数が異なるため、現在住まれている地区、またはゆかりのある地区のロータリーのホームページを調べてみることをお勧めします。

重点分野として6分野を設定しており(1. 平和と紛争予防・紛争解決、2. 基本的教育と識字率向上、3. 経済と地域社会の発展、4. 疾病予防と治療、5. 水と衛生、6. 母子の健康)、その分野へ将来進みたい人が対象となるため、応募の際には自分が卒業後にその分野に進む意思をきちんと伝える必要があります。

ロータリーにはそれぞれの地域で影響力のある人たちが入っていることが多く、そのネットワークに参加できることも魅力の一つです。

例:2020年度のロータリー奨学金の募集 (2580地区)

伊藤国際教育交流財団奨学金

海外大学院受験者・進学者を対象とした、約1000万円を給付してくれる奨学金です。締切は毎年8月末。額が大きいのが非常に魅力的ですが、「手書きで応募用紙を8部書く」、という写経をこなさないといけないため、非常に労力がかかります。

8枚の応募用紙を1枚20分として、20 (分) x 8 (枚) x 8 (部) = 21 (時間) 、写経を続けないといけません。書き直しの手間も含めると、おそらく24時間は書くだけでかかり、その下書きを書いたり、英文研究計画書を用意すると、30時間以上はこの奨学金の応募だけでかかります。

応募する場合は早めに準備したほうが良いです。

平和中島財団奨学金

10月末応募締切の海外大学受験者・進学者を対象とした、大学院生には年間240万円を支給してくれる奨学金です。提出書類が少なく、応募はフルブライトや伊藤国際教育交流財団に比べるとかなり楽です。

船井情報科学振興財団

船井情報科学振興財団の奨学金プログラムは過去にMBA向けにも奨学金を出していましたが、2020年度は学士と博士課程のみのようです。

その他、中島記念交流財団JASSO

以下は合格後に応募できる奨学金です。

神山財団奨学金

留学する年の3月末までに応募する奨学金です。100万円を2年間で計200万円。金額も大きいですが、この奨学金は起業家やベンチャーキャピタルとの交流の機会を与えてくれることに大きな価値があります。

IELTS奨学金

IELTSが出している奨学金です。IELTSを利用して大学に応募し、その大学から合格通知をもらっていることが必要です。

合格人数は4人。支給金額は30万円とさほど多くはありませんが、他の奨学金と重複してはいけないという制限もなく、IELTSを使って受験しているのであれば応募する価値のある奨学金です。

UNIQLO HBS Fellowship

HBSに合格した私費受験生を対象とした、2年間で最大20万ドルが支給される奨学金です。例年は3月末が締切。2015年は4月に書類審査とUNIQLOの柳井さんとHBSの竹内教授との面接審査がありました。また、資金面でのサポートに加えて、1ヶ月間のUNIQLOでインターンシップができる機会もあります。

僕はこの奨学金が始まった年の受給者でした。もしHBSに合格されて、奨学金応募を検討している時にはご連絡ください。

大学が直接運営する奨学金

その他、大学に直接応募できる奨学金がありますので、合格後に大学のFinancial Aidのページを見てみてください。HBSの場合は結果として約半数の方が何らかしらの形でScholarshipを受け取っているようです。

奨学金応募のアドバイス

  1. MBAとそれ以外も含めたプログラムを対象にしている場合、MBAは他のプログラムと比べて卒業後の平均給与が高い場合が多いこと、卒業後のオプションが広いために奨学金の必要性が低いとみなされ、優先度が低くなる場合があります。MBAで何を学びたいのか、その後で自分がどのように社会に貢献していくつもりなのか、を明確に書いた方が良いです。
  2. 奨学金についてリサーチし、理想的な応募者を考えること。例えばロータリーの奨学金であればロータリーの重点分野に合うキャリアへ進みたい人のみが対象であるため、自分のやりたいことと照らし合わせた方が良いです。
  3. 基本的にはMBAのエッセイと同じく、自分はどんな人間で、どんな志を持っていて、どうしてそういう志を持つようになって、その志がどのような人生での意思決定やキャリアに繋がっていて、何を将来的にしたくて、何をMBAに求めているのか、が伝わるようなストーリーを書くのが良いと思います。エッセイの筋が通っているのは前提でして、それに加えて、読んだ人が情景や人柄を思い浮かべるような、生々しい、具体的な話が豊富で、感情に訴えるようなストーリーの方が良いという個人的な印象です。

奨学金を獲得するためのエッセイの書き方は >> MBA受験 – エッセイ(Essay)の書き方とテクニック

MBA留学の全体像へ >> MBA – 受験から卒業までの流れ