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【株式分析】S&P500連動ETF (SPY/IVV/VOO)はいつ買えば良いか

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S&P500はアメリカを代表する500の会社の株価を加重平均した指標で、1926年の創設以来、年平均約10%のリターンを出している、長期投資家なら見逃せない投資先の一つです。

S&P500は魅力的な商品ですが、買う時期によっては長い間、損失を抱えてしまうことになります。「いつ買うか」は迷いますよね。

今回は今が買い時かどうかを判断する指標について書いてみます。

S&P500の長期的なパフォーマンス

S&P500の推移

S&P500は過去10年、堅調に推移しています。リーマンショック後の2008年には株価が大きく落ち込みましたが、2009年より株価は上昇し、2013年には2007年の水準を回復しています。

S&P500リターン計算 (DOYDJサイトより)

2019年10月現在は$3,000と5年間で1.5倍以上になり、過去5年間のリターンは、株価だけならば9.1%。配当を再投資していた場合は11.2%と高いリターンになっています。

それでは、今後もS&P500は堅調に推移すると予想されるのでしょうか。何を指標に、S&P500が割高か、割安かを判断すれば良いでしょうか。

一株あたり利益でみて割安か

Shiller PE Ratio S&P500 (multpl.comより)

Shiller PE Ratio (過去10年のデータを元に、ビジネスサイクル、季節変動、インフレーションを考慮して調整したPER)の値をみてみると、現在は29.84と1929年のブラックフライデー並の高値圏にあることがわかります。

また、2007年の金融危機前の水準より現在は高い値になっています。

Shiller PE Ratioからみると現在のS&P500は歴史的な高値圏にあります。長期的に見れば株価収益率は平均へ回帰することを考えると、近い将来に株価の調整が入る可能性が高いと考えられます。

米国GDPと比較して割安か?

S&P500は数多くのグローバル企業を含んでいますが、多くは売り上げ高の半分以上をアメリカで稼いでいます。

つまり、アメリカの経済が成長していけば、それだけ売り上げが上がる構造になっており、成長の速度とアメリカの経済成長率には一定の相関があると考えられます。

アメリカ上場株式時価総額/US GDPの比率 (Guru Focusより)

上図はアメリカの上場株式の時価総額をアメリカのGDPで割った値です。ドットコムバブル(1999)、金融危機 (2008)時点での比率は100%を超えており、現在はドットコムバブル時の150%近くまで上昇しています。

上場株式時価総額/GDPの値からみても、現在の株式相場は加熱しすぎの範囲に入っていると考えられます。

S&P500に連動するETFはどれを選べば良い?

S&P500連動ETFは数多く出ていますが、日々の取引量が多い代表的なのは下記の3つです。

銘柄名SPYIVVVOO
運営元State Street Global AdvisorBlackrockVanguard
年費用0.0945%0.04%0.04%

米国在住者でしたら税金の取り扱いの関係でSPYを選択するかもしれませんが、日本在住者の方が選択するならばIVYかVOOが年費用が安いために良いのではないかと思います。

まとめ

S&P500に連動するETFは、長期的に年平均10%のリターンを出している、長期投資家としては魅力的な投資先です。

特に個別企業を分析するのが好きでない、そこに時間は割きたくない方にはおすすめの投資先だと思いますし、積み立てていくのに良い商品です。

ただし現在の水準は一株あたり利益が歴史的にみて高すぎの水準となっています。

また、アメリカ市場全体が加熱しており、GDPと比較してもかなり高くなっています。

私はS&P500連動ETF(VOO)を保有してはいますが、上記のような理由から、現在は割合は減らして、より不況耐性がある投資先へ資金を割り振っています。。

良い投資を! (投資は自己責任でお願いします。)

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